- 製造業で働いているけど、年収が低くて将来が不安すぎる。
- 別の働き方に興味はあるものの、自分にできるか不安だな。。。
- 惨めな現状から抜け出す現実的な方法を知りたいです。
こういった疑問にお答えします。
製造業で働いていると、「年収がなかなか上がらない…」と感じる人は少なくありません。
実際、製造業は年功序列の意識が強く、同じ会社で長く勤めるほど年収が上がる仕組みが根強く残っています。つまり、昇給率の低い中小企業で働いている場合、努力しても大きな年収アップはほぼ見込めません。
僕自身、この状況を知り、37歳からプログラミング学習を始め、ITエンジニアへ転職しました。結果、年収を自分の力で上げることができました。
たとえ今、製造業で年収が低くても、未来のある業界や職種へ踏み出せば、年収は何歳からでも高めることができます。この記事では、僕の実体験をもとに、「製造業で年収が低くて悩んでいる人」が年収を上げるための効果的な方法を解説します。
製造業で年収が低いと悩む人に伝えたい考え方
年収が低いことは、「これ以上落ちる心配がない」という、最強の状態です。
収入が今以上に下がるリスクが少なく、挑戦のハードルが低い
年収がすでに低い人ほど、挑戦のハードルは下がります。
たとえば、大企業の社員で年収600〜700万円あると、「今の生活水準を維持したい」という気持ちが強くなって、逆に転職やチャレンジが難しくなります。一方で、年収300万円以下なら伸びしろしかありません。
失敗しても今の生活に戻るだけなので、心理的な負担が圧倒的に小さくなります。
僕も、もしトヨタのような大企業で働いていたら、会社を辞めるという決断は多分できていなかったはず。当時は、「IT転職に失敗しても、また製造業に戻ればいいか」くらいの感覚でした。
心理学でもよく言われていますが、人間は、「何かを得る嬉しさ」よりも、「何かを失う痛み」の方を強く感じるものです。
「今より落ちない状態」は、実は挑戦を後押ししてくれる最高な環境です。
稼いだ分がそのまま余剰資金になる
今の低年収で生活できているなら、生活水準を変えなければ、収入アップした分が丸々何にでも使える「自由なお金」になります。趣味や自己投資はもちろん、投資に回すのもいいですね。
僕の場合、エンジニア転職後に子どもが大きくなってきたので、 2LDK → 3LDK の家に引っ越し、少し食費を上げて生活の質を改善させました。 それでも月の収入の20%は残るので、NISAで投資信託に回せています。
一度生活水準を上げてしまうと、元に戻すのはとても難しいです。 しかし、低い年収で生活できている現状は、「生活水準をキープすれば、収入アップ分をごっそり丸ごと利益に変えられる」という強みになります。
つまり、今の低年収は「伸びしろの余白」でしかありません。
現状に不満があるほど行動するエネルギーに変わる
今の現状に絶望していればしているほど、行動の原動力が強くなります。
僕自身、「30代半ばで給料は新卒並。仕事もつまらないし、頑張ったところで良くなる気配もないし、何もしないとずっとこのままだろうな。。。なんとかしなければ。。。」といったモヤモヤが、人生を変えようとする底力になりました。
当たり前ですが、人は不満があるからこそ動けます。逆に言うと、 現状に満足していないということは、それだけ「変われる可能性が高い」ということです。
今の会社に未来が感じられないなら抜け出しやすい
現状に未来を感じられない会社にいると、将来への不安が大きくなります。 僕もまさにこのタイプで、当時の会社では以下のような状態でした。
- ボーナスはほんの数万円の寸志
- 仕事内容はパートのおばちゃんと同じ
- 仕事中も「どうサボるか」ばかり考える毎日
こういった状況にいると、「ここにいても未来はない」とハッキリ気づくことができます。
そもそも給与の伸び率は、あなたの努力ではなく 「今いる会社の仕組み」 によって決まっています。具体的に言うと、「昇給率」や「役職手当」です。
毎年の昇給率は大体決まっていますし、それに加えて就業規則に載っている役職手当を見れば、自分の未来の年収が把握できるはず。
製造業全体の平均年収は決して低くないですが、それはトヨタなど大企業が押し上げているだけで、中小企業はかなり厳しいのが現実。 大企業なら昇給率が年1万円ほど上がることもありますが、中小だと 2,000円、多くて5,000円程度だと思います。
こういった数字を見れば、今の会社で働き続けた年収の限界が見えてしまいます。
もし挑戦に失敗しても、同程度の製造業なら経験者として戻ることは可能ですし、リスクはほぼありません。今の会社に未来を感じられないなら、人生を変えるスタートラインに立っているのと同じです。
製造業の年収は会社に依存しすぎるから、抜け出した方が未来は明るい
年収を上げるなら、天井のある製造業で働くより実力を評価してもらいやすい職種へ転職するのが手っ取り早いです。
特に製造業出身ならIT業界、特にITエンジニアと相性が良いはず。 ここでは、製造業の方にITエンジニアをおすすめする理由について解説していきます。
ITエンジニアは未経験でも年収アップしやすい職種です
ITエンジニアは成長産業で実力主義のため、未経験からでも収入アップがしやすい職種です。
あなたが製造業で働きながら感じてきた「頑張っても給料は変わらない」 という閉塞感から抜け出しやすい仕事でもあります。
- エンジニア不足で需要が高く成長産業だから
- スキルがあれば年齢は気にされにくいから
- 経験を積めば転職や独立で収入を伸ばせるから
それぞれ解説します
エンジニア不足で需要が高く成長産業だから
日本は慢性的な人材不足ですが、特にエンジニアは政府のデータでも「今後さらに不足していく」と予測されています。
世界でも、Amazon、Meta(旧Facebook)、Apple、Microsoft、Googleなどなど、IT企業が世界のトップを独占していることから、ITが今後も伸び続ける産業であることは明らかです。
さらにITは少し特殊な業界で、他業界と掛け算ができるのが強みです。 一例を挙げると次のとおり。
- 製造業:工場の自動化 、生産管理システム
- 医療:予約・オンライン診療システム、医療データ管理・画像診断AI
- 金融:ネット銀行・スマホ証券アプリ 、クレジット決済システム
- 不動産:物件検索サイト・アプリ 、VR内見(オンライン内覧)
- 物流:倉庫管理システム 、配送ルート最適化AI、自動運転・ドローン配送
製造業のスキルは製造業でしか使えませんが、ITスキルは、様々な業界で横展開できる汎用的なスキルが多いので、シンプルにエンジニアの需要は他職種よりも多くなります。
とはいえ、「AIに置き換わるんじゃないの?」と感じる人もいるかもしれませんが、その点について、個人的にあまり心配していません。
理由はシンプルで、AIは「作業の自動化」はできても、「仕事の本質」までは置き換えられないからです。 例えるなら、「トラクターがあっても、農家の仕事はゼロにはならない」ようなもの。
このあたりは話すと長くなるので、下記の記事で詳しくまとめています。 気になる方はこちらをどうぞ。

スキルがあれば年齢は気にされにくいから
エンジニアは、年齢や資格よりも「何ができるか」が評価される世界です。
経験年数(キャリア)も考慮されますが、未経験者でも学習中に自分で開発したWebアプリやWebサイトなどを見せることで、実力を証明できますし、それを評価してもらえます。「もう40歳だから。。。」など、年齢を気にしすぎることはありません。
なお、製造業のように資格はあまり重視されておらず、資格勉強をするなら自分でゼロからなにかを作って「こういったものを作りました!」とアピールする方が評価は高くなる世界です。暗記系の資格勉強が苦手な人でも挑戦しやすいはず。
なお、プログラミング学習の始め方は下記で体系的に解説しています。

経験を積めば転職や独立で収入を伸ばせるから
エンジニアは、経験を積めば積むほど市場価値が上がって収入も上げやすくなります。 これは「工場のライン作業」のように、年数だけでは上がりにくい製造業と大きく違う点。
また年収の上限が、製造業より高いのも特徴的です。
- 会社員エンジニア:年収450〜700万は十分現実的
- フリーランスエンジニア:月60〜90万円も狙える
製造業は「企業に依存した給与構造」ですが、エンジニアは「自分のスキルが商品」なので、働く会社を変えるだけで年収が上がる世界です。
IT業界全般に言えることですが、転職に対してあまりネガティブな印象が少ないので転職もしやすいです。 なので、もし働いている会社が微妙なら、条件の良い会社へ転職すればいいということですね。
さらに、フリーランスとして独立するときも、自分の代わりに営業活動してくれるエージェントがあるので、そこに登録しておけば想像より簡単に独立も可能。 僕もこの方法でフリーランスになりました。
スキルや経験を積んで戦略的に行動すれば、年収が上げやすいのは製造業にはない魅力です。
製造業のモノづくり経験が活かしやすい
製造業出身者は、「手順を守る」「工程を意識する」「品質にこだわる」など、モノづくりに必要な基礎能力が高い傾向があります。
この能力は 、ITでもかなり役に立ちます。
- 規則に従ってプログラムを書く
- 工程ごとにシステムを組み上げる
- 品質チェック(テスト)を欠かさない
意外と共通点が多いので、製造業で培った感覚は、そのままエンジニアとしての強みに変わります。
なにより製造業出身者の性格に合っているはず
もし、、
- 1つの製品を丁寧に作り込みたい
- スキルを磨いて将来は独立したい
- 努力すれば市場価値が上がる仕事がしたい
- 自分で考えて作り上げる達成感を味わいたい
- 通勤時間って無駄すぎ…もっと効率的に働きたい
こんなことを感じているなら、エンジニアがピッタリです。 というより、製造業の人って、大体は同じ思いを持っているのかなと。
| 理想 | 現実 |
|---|---|
| 手に職をつけたい | その会社でしか使わないスキルが多い |
| 1つの製品を作りこみたい | 大量生産で1つ1つの製品に愛着を持ちにくい |
| 効率的に働きたい | 古い慣習を引きずってなかなか改善できない |
こんな理想と現実のギャップを、エンジニアへ転職することで解消できました。
実際に働いていて感じますが、製造業出身者ってITエンジニアと相性が良いです。
製造業で年収が低いと、転職後もほぼノーダメージ
異業界の転職でよく言われるのが、「年収が下がるのは覚悟すべき」という言葉。 実際これは、IT業界も同じです。
ただ僕の場合、IT転職後の会社員時代で年収288万円。 これでも直近の製造業時代より+12万くらいでした。改めて過去の自分、年収低すぎだと痛感。。。
このように、元々年収が低い人なら、異業界の転職もノーダメージかむしろプラスになるくらいです。
現状、「頑張りたいけど何を頑張ったら良いかわからない」という人は、ひとまずIT分野の知識をつけて徐々にシフトするのもありだと思います。
ITエンジニアを目指す過程で、ITの周辺知識も自然と付いてくるので、「デザインとか面白そうだな」「やっぱWebライティングがやってみたいかも」「自分にはWebマーケティングが向いてそう」などなど、気になるものができれば方向転換してもいいですし。
もしエンジニアに興味を持った人は、無料で始められるので、とりあえずプログラミング学習を始めてみるのも良いかなと思います。 参考になる記事は下記になりますので、よければどうぞ。
