製造業とIT業界の違い|どちらで働くのが良いのか経験者が解説

  • 製造業とIT業界の違いを経験者の視点で教えてほしいな
  • ITエンジニアに興味があるけど、実際のところどうなんだろう?
  • 結局のところ、製造業とITエンジニア、どっちで働くのが良いか教えてください

こういった疑問にお答えします。

僕は製造業で10年以上働いた後、ITエンジニアに転職し、業界歴5年。現在はフリーランスエンジニアとして活動しています。 こういった背景から、製造業とIT業界、特にITエンジニアの実態についてと、結局どちらで働くのが良いのか、実体験を添えて詳しく解説します。

この記事を読むことで、IT業界の働き方や製造業との違いが明確になり、自分に合ったキャリア選択ができるようになります。

目次

実体験:製造業とIT業界の違い

実体験ベースで、製造業とIT業界の主な違いについて解説します。

身につけたスキルが他社でも評価されやすい

製造業だと積み上げたスキルがその会社でしか評価されないことが多い一方、IT業界で身につくスキルは他社でも評価を受けやすくなります。

これは、IT業界で身につけるスキルが、比較的汎用性の高いスキルだからです。例えばITエンジニアの場合、プログラミング言語はどの会社でも使われますし、なんなら海外でも通用します。

実際、求人票には「〇〇という言語の使用歴3年以上」や「□□というフレームワークの経験必須」など、具体的なスキル名と経験年数が明記されていることが多いです。

このように、IT業界では他社でも通用するスキルを身につけられるので、今の会社が合わなくなったら他の会社に転職しやすいというメリットがあります。

工夫次第で収入アップがしやすい環境

製造業だと、基本的に年功序列の企業が多く、極端な収入アップは難しいことが多いです。

一方でIT業界だと、スキルや経験、働く環境を変えることで収入アップが比較的しやすい環境にあります。

例えば僕の場合、それまでと同じような業務内容にも関わらず、会社員からフリーランスになっただけで、月収が18万円もアップしました。製造業だと考えられない昇給額ですね。

もちろん、フリーランスなので多少のリスクはあります。ただ、調べれば分かりますが、エンジニアならそこまで大きなリスクはなく、安定して仕事を得られるケースが多いです。強いて言うなら、確定申告が少し面倒なくらいでしょうか。

<関連記事>➤ S6-03 会社員と比較!フリーランスエンジニアのメリットデメリット(現在作成中)

収入アップしやすいのは会社員を続ける場合も同じで、会社が求めている働きを考えて行動して会社に貢献することで年齢とか関係なく昇給できる会社が多く、転職でも昇給アップしやすい業界です。

リモートワークで柔軟な働き方がしやすい

製造業では、基本的に現場での作業が中心となるため、リモートワークは、ほぼ不可能でした。

一方でIT業界では、比較的リモートワークが普及しており、ライフスタイルに合わせて働きやすい環境が整っています。

僕自身、現在週2日は出社、週3日はリモートワークという形で働いています。ただ、電車の遅延で会社に遅れそうな時は、出社からリモートワークに切り替えたり、家族がインフルエンザにかかった時は、一週間リモートワークにしたりと、かなり柔軟に働けています。

個人的に、「通勤時間は無駄」と感じる派なので、本当はフルリモートがいいんですが、、、そうでなくても、色々なトラブルに対応しやすい働き方ができるのは、IT業界の大きなメリットだと思っています。

製造業からITエンジニアになって良かったこと悪かったこと

結論、下記の通りです。

良かったこと
  1. 収入が上がった
  2. 仕事が楽しくなった
  3. 自分のためにしている感
悪かったこと
  1. 運動不足になりがち
  2. 目が疲れやすくなった

それぞれ、詳しく解説します。

良かったこと①:収入が上がった

単純に、収入が上がったのは嬉しかったです。

それまでの収入が、30代後半にも関わらず新卒並みに低かったというのもありますが。。。そのまま製造業にいても、経歴や年齢、転職回数を考えると、たった3年足らずで年収360万円アップとか、ほぼ不可能でしたので。

エンジニアになってからは、「収入を上げるための道筋」が、ある程度イメージできるようになって、家族4人を自分一人で養えるようになり、精神的にも安定しました。

良かったこと②:仕事が楽しくなった

単純に、「プログラミングコードを書くのが好き」なので、仕事が楽しいです。

製造業で働いていた頃は、車のギヤ部品や、産業機械の中に組み込まれる部品を作っていました。ただ、僕の会社が担当していたのは完成品ではなく、納品先メーカーでさらに加工される前段階の工程です。

そのため、「自分が作った部品が最終的にどう使われるのか」「どんな役割を果たしているのか」を知らなかったので、正直なところ、あまり興味を持てないまま仕事をしていました。 ※特に車関係は機密上、次工程で何をしているのか、最終製品がどうなるのか教えてもらえない部品が多かったです。

一方で、ITエンジニアになってからは、自分でコードを書き、その場ですぐに動くものを作れます。「何のために作っているのか」「どう使われるのか」が分かりやすく、結果もすぐに確認できるので、「どうすればもっと良くなるか」など、考えるのが楽しくて仕方ありません。

製造業でも、例えば食品関係ならまだ最終的な使われ方がイメージしやすいと思いますが、現場の作業員が自分だけの裁量で仕様を変更するなどほぼできないので、やはり仕事を楽しむのは難しいのかなと思います。

それまで何となくで仕事をしていた状態から、目的を持って前向きに仕事をできるようになったのは、自分の中で良い変化でした。

良かったこと③:自分のためにしている感

もう一つ大きいのが、「自分のために働いている」という感覚です。

スキルやキャリアを積み上げることで、他社にも評価されて自分の市場価値も上がっているという実感があるのが大きいです。

前述の通り、製造業ではその会社でしか評価されないスキルが多いので、どうしても「会社のために頑張っている感」があって、仕事をあまり真剣に取り組むことができませんでした。※何でもそうですが、やらされてる感のあることって、イマイチ気が乗らないですので。

任された仕事を頑張ることで、自分のスキルアップになって市場価値が上がる。結果的に、会社やチームに貢献できてみんなにとってプラスになる。そんなイメージです。

よく企業では、福利厚生を充実させたり、評価制度を工夫したり、社員のモチベーションを上げる工夫がされています。ただ、個人的には、「この仕事は自分の将来につながっている」と実感できることが、いちばん自然で強いモチベーションになると感じます。

悪かったこと①:運動不足になりがち

一方で悪かったことは、運動不足になりがちということです。

製造業時代は、立ち仕事や歩き回る作業、体を使う工程が多く、意識しなくても体を動かしていました。それがエンジニアになると、1日中デスクワークでほぼ座りっぱなし。リモートワークなら、1日数十歩しか歩かない日も珍しくありません。

意識して運動しないと、体力は確実に落ちますし、体重も増えやすくなります。
※実際、それまで太ることなんて気にしたことがなかった僕は、エンジニアになってからは体重増加をかなり意識するようになりました。

この点については、意識的に体を動かしたり、休日は外に出かけたりなど、自己管理しないといけないと感じています。

悪かったこと②:目が疲れやすくなった

もう一つは、目が疲れやすくなったことです。

思っている以上に、パソコンの画面を長時間見続けるのは目に負担がかかります。これまで現場で働いていた人ほど、その負担を感じやすいと思います。

実際、初めての外部モニターを使ったときに明るさ調整を忘れて作業してしまい、その日の終わりに目の奥が痛くなって、寝るまで頭痛が続いた経験があります。それ以来、必ず最初に設定を確認するようにしています。

対策としては、パソコンの明るさを調整したり、目薬を使ったり、ブルーライトカットの眼鏡を使用するなどですね。他にも、視力が少し落ちたと感じるようになりました。

エンジニアになってからは、主にデスクワークで動かなくなったことによる体への影響が大きいと感じています。

製造業とIT業界、どちらで働くのがいいのか

結論、どちらが良いかは、その人の性格や価値観によると思います。

製造業:指示されたことを正確にこなすのが得意な人向け

製造業は、良くも悪くも「決まった通りに動くことが正義」という仕事が多いです。例えば、決められた手順で機械を操作したり、品質基準に従って製品を検査したりなど。

これには理由があって、製品の品質を一定に保つためには、標準化された手順を守ることが重要だからです。

他にも、プライベートの時間をしっかり確保できる会社も少なくありません。

以前、僕が働いていた、ダイハツ系やトヨタ系の自動車部品メーカーは中小企業でしたが、休日は取引先の会社カレンダーに合わせていたのもあり、年間休日が約120日。さらに、お盆休みは多い年で14連休などしっかり休める環境でした。

残業時間も月平均10時間程度だったので、中小企業の製造業でもワークライフバランスを取りやすい会社でした。

このように、指示されたことを正確にこなすのが得意な人や、ルーチンワークが好きな人にとって、すでにライフワークバランスの取れた会社で働けているのであれば、無理に環境を変えずに製造業で働くのが向いていると感じています。

IT業界:自分で最適解を考えて動きたい人向け

IT業界は、比較的自分で考えて動くことが求められる仕事が多いです。特にエンジニアの仕事は、自分で調べて実装したり、ざっくりしたクライアントの要望を汲み取って形にしたりすることも多いので。

そのため、自分で問題を解決していく「自走力」がある人が向いています。逆に言うと、細かく指示してもらえないと動けないタイプや、技術的なことを先輩や上司がすべて教えてくれると思っている人には少し厳しい業界かもしれません。

ただ、自分で考えて動ける人にとっては、これほど収入を上げやすく働きやすい業界は他に無いと思います。

自分の頑張りを正当に評価してもらいたい人や、スキルを身につけて市場価値を上げたい人には、IT業界は自信を持っておすすめできます。

どちらが向いているかは実際にやってみたほうが早い

IT業界のいいところは、今の仕事を続けながらも、無料から学べる環境が整っている点です。しかも、学んだことがそのまま仕事で使われるスキルになるので、スキル学習が一種の「仕事体験」になります。

特に、プログラミングなら、Progateドットインストールなどの無料学習サイトがありますし、YouTubeでも無料で学べる動画がたくさんあります。

これだけ環境が整っている恵まれた現代において、あとは「やってみるかどうか」だけですね。

なお、具体的なプログラミング学習のやり方については、下記の記事で解説していますので参考にしてください。

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