未経験エンジニアが転職後の失敗を避ける方法|技術よりも大切なこと

  • エンジニアとしてよくある失敗例を知りたい
  • これからエンジニアを目指すけど失敗したくない
  • 失敗しないための注意点を事前に知っておきたい

こういった疑問にお答えします。

この記事を書いている僕は、エンジニア歴が5年ほど。 37歳未経験でプログラミングを学び、エンジニア転職しました。 主にSESを経験しており、現場は3社ほどの開発現場を経験してきました。
※SESとは、IT企業に所属しながら他社の開発現場で働く働き方のことです。

30代後半で未経験の業界に転職したので、「この歳で、本当にエンジニアとしてやっていけるのか?」不安でした。

実際に働いてみると、派手な失敗をすることはありませんでしたが、「事前に知っておけばもっと楽だったな」と感じる場面は何度もありました。

今回は、「未経験エンジニアが転職後に失敗を避ける方法」と「エンジニアがハマりがちな失敗は技術面以外が多い理由」についてまとめていきます。

これからエンジニアになる人の不安解消のためにも、体験談を添えてお伝えします。
※主にSESなど客先常駐に関しての話になりますが、自社開発や受託開発の企業でも、本質的な考え方は同じです。

目次

未経験エンジニアが転職後の失敗を避ける方法

エンジニアとして、技術面での致命的な失敗は、そこまで多くはならないはず。
企業に転職する際や客先常駐の現場に入る前には、書類選考や面接・面談の段階で、求めているスキル感や適性を企業側が精査しているからです。

そのため、まったく対応できないような仕事をいきなり任されることは、基本的には少ないです。

とはいえ、新しい技術や未経験の言語・フレームワークを扱う場面は普通にあります。ここで準備をしているかどうかで、最初の評価や仕事の進めやすさが大きく変わってきます。

面談時に使用技術を聞いて事前学習する

面談のときには、業務で使用する技術についてできるだけ具体的に聞いておきましょう。

例えば、次のようなものです。

  • 使用言語(例:Java、PHP、JavaScript など)
  • フレームワーク(例:Spring、Laravel、React など)
  • バージョン管理ツール(Git など)
  • 利用している言語やフレームワークのバージョン

特に「バージョン」は重要です。 同じ言語やフレームワークでも、バージョンが違うと書き方や使い方が変わることがありますので。

面談で得た情報をもとに、現場に入る前に軽くでも触っておくだけで、未経験の技術を扱う場合でもスムーズにスタートしやすくなります。
※ちなみに、こういった質問をすると「やる気を評価される」というメリットもあります。

未経験の言語・フレームワークのキャッチアップ方法

未経験の言語やフレームワークの勉強方法は人によって様々ですが、基本的には公式サイトをみるのがいいです。

技術ブログなどは噛み砕いて解説されて読みやすいものの、やはり公式と比べると正確さはやや劣ります。

まずおすすめなのが、公式サイトのチュートリアルを一通りやってみることです。

最近の言語やフレームワークには、公式サイトに初心者向けのチュートリアルが用意されていることが多く、基本的な書き方や使い方をざっと理解するには十分な内容になっています。 まずはここを一通り触って、「どんな書き方をするのか」「どういう仕組みなのか」をつかみましょう。

もし公式サイトにチュートリアルがない場合は、YouTubeを活用するのもありです。

検索するときは、「言語名 + チュートリアル」や「フレームワーク名 + チュートリアル」のように調べると、多くの動画が見つかります。見る動画を選ぶコツは、なるべく再生数が多いものを選ぶことです。

もし日本語の動画が見つからない場合は、「言語名 + tutorial」や「フレームワーク名 + tutorial」といった具合に、英語で検索してみてください。

英語の動画でも、YouTubeの自動翻訳字幕を使えばOKですし、画面に映っているコードさえ見れば「何をしているか」はだいたい分かるので、英語が苦手でも大きな問題はありません。
※英語の方が情報量が多く、良質な動画に巡り合う可能性も高いのでおすすめだったりします。

基本的なことですが、動画を見ながら、実際に自分でもコードを打って動かしてみることが大切です。 見るだけではなく、手を動かして同じものを作ることで、理解が一気に進みます。

完璧に理解しようとしなくても、「見たことがある」「触ったことがある」状態を作るだけでも、現場での不安を減らせますし、コーディングのときにもかなりの助けになります。

最初の現場では最初の1ヶ月は「キャッチアップ期間」と考える

未経験からエンジニアとして現場に入った場合、最初の1ヶ月くらいはどうしても覚えることが多くなります。

この時期は、平日だけでなく、休日も少しだけ復習やキャッチアップに使う意識があると、かなり楽になります。

例えば、次のようなもの。

  • 業務中に気になったけど流してしまったこと
  • なんとなく理解したつもりで終わってしまった部分
  • 実はよく分かっていないコマンドや処理の流れ

こういった内容を、週末に自分のパソコンで試してみるだけでも理解が深まります。

実際に僕も、以前のフリーランス案件からブランクがあった状態で次の現場に入ったとき、「コードの書き方」や「細かい作業の流れ」を思っている以上に忘れていて、最初はかなり時間がかかってしまいました。そのときは、最初の1ヶ月ほどは納期に間に合わせるため、平日は残業しつつ、休日も1日中復習に充てていました。

とはいえ、こういったことは、毎回ずっと続くものではありません。 次の現場では、事前に技術のキャッチアップをしていたこともあり、週末まで勉強しないとついていけない、ということはありませんでした。

念の為、新しい現場では、最初の1ヶ月だけ少し頑張る覚悟を持っておくと、技術面の失敗はほぼクリアできるはずです。

AIに課金して作業効率を上げる

最近は、開発現場でもAIを活用するのが当たり前になりつつあります。 特に現場でAIツールが使える環境であれば、できるだけ早い段階で有料プランを利用することをおすすめします。

実際、案件募集の中には「AIを用いたコーディング経験」が条件に含まれているものも出てきており、現場でのAI活用が一般的になってきているということです。

ちなみに僕は、「Chat GPT」と「GitHub Copilot」を有料で利用しています。無料でも使えますが、制限が多く、使い勝手がどうしても悪くなりますので。 制限を気にしながら使うよりも、思い切って課金して、ストレスなく使える環境を作ったほうが、結果的に効率は大きく上がると思います。

課金していると「元を取ろう」という意識が働くので、積極的に活用するようになり、よりAIを活用するスキルが上がりやすくなるのもメリットです。

なにより、AIは業務のコーディング補助だけでなく、技術のキャッチアップにも役立ちます。

例えば、次のとおり。

  • このコードは何をしているのか、他の書き方はないか
  • このエラーの原因は何なのか
  • このフレームワークの仕組みはどうなっているのか

こういった疑問をその場でAIに投げることで、理解のスピードが一気に上がります。

自分ひとりで調べ続けて時間が過ぎてしまうよりも、AIをうまく使って前に進めるほうが、現場では圧倒的に有利です。これからのエンジニアにとって、「AIを使いこなせるかどうか」も大事なスキルの一つになっていきます。

エンジニアがハマりがちな失敗は技術面以外が多い理由

未経験からエンジニアになった場合、つまずく原因は技術そのものよりも、仕事の進め方やコミュニケーションにあることが意外と多いです。

技術力は経験とともに伸びていきますが、仕事の進め方で信頼を落としてしまうと、評価にも影響しやすくなります。 ここでは、未経験エンジニアが特にやりがちな失敗について紹介します。

分からないところはそのままにしない

先輩や上司に教えてもらっているとき、少しでも気になったことがあれば、その場で確認するようにしましょう。

分からないまま曖昧にしてしまうと、あとで同じところでつまずき、また同じ質問をすることになります。 そうなると、教える側から見ても「前に説明したのに…ちゃんと理解してなかったのか?」という印象になり、お互いにとって良くありません。

もちろん、すべてを一度で完璧に理解するのは難しいです。 それでも、「一回でできるようにしよう」という意識を持つことが大切です。

この意識があるだけで、説明の聞き方や復習の仕方が変わり、結果的に成長スピードにも大きな差が出てきます。

結果報告だけでなく「経過報告」を意識する

上司やリーダーに連絡するときは、結果だけでなく、途中経過を報告することもとても大切です。

人は「最終結果」よりも、「いまどういう状況なのか」が分かるだけで安心できるからです。

例えば、誰かが遅刻するときでも、「何分に到着します」と連絡があれば、待っている側は「あとどれくらい待てばいいか」が分かり、予定を調整できます。これと同じことが、業務の現場でも言えます。

作業が想定より遅れている、調査に時間がかかっている、進め方に迷っているといった場合は、早めに経過を共有することで、リーダーが状況を把握しやすくなります。

その結果、

  • 他のメンバーに一部を手伝ってもらう
  • スケジュールを調整する
  • 優先度を変更する

といった判断がしやすくなり、チーム全体としてスムーズに動けます。

仮に納期が遅れてしまったとしても、事前に経過報告をしていれば、「突然の遅延」にはなりません。 この差は、信頼関係の面でとても大きいです。

不具合を修正したときも、「直しました」とだけ伝えるのではなく、

  • なぜその不具合が起きたのか
  • どこを修正したのか
  • 再発防止のために気をつける点は何か

といった背景まで説明できると、評価はぐっと上がります。

なお、現場によっては、リーダーが必ずしもエンジニア経験者とは限りません。 その場合は、専門用語ばかりではなく、非エンジニアでも分かるように噛み砕いて説明する意識を持つと、さらに信頼されやすくなります。

作業に慣れてきた頃こそ注意する

同じ現場で数ヶ月、半年と働いていると、最初は戸惑っていた作業もスムーズにこなせるようになってきます。 これは良いことですが、同時に気をつけなければいけない時期でもあります。

慣れてくると、どうしても気が緩みやすくなり、不注意によるミスが起きやすくなります。

例えば、次のようなもの。

  • コマンドの打ち間違い
  • 確認せず本番環境で作業してしまう
  • 手順を飛ばして作業してしまう

こういったミスは、スキルとは関係なく誰にでも起こり得ます。

場合によっては、コマンドの入力ミスひとつでサーバー上のデータを削除してしまう、といった重大な事故につながることもあります。 僕自身、うっかりした操作でヒヤッとした経験があります。

うっかりミスは、初心者の頃よりも「慣れてきた頃」に起きやすいのが特徴です。
正直、自分でコントロールするのは難しいところですが、「慣れてきたからこそ、あえて慎重に作業する」という意識を持っているだけで、防げる失敗はかなり多くなります。

補足:そもそも「仕事が合わないかも」と不安な人へ

そもそも論、「エンジニアの仕事が自分に合わなかったらどうしよう」と不安になる方もいると思いますが、ある程度は学習段階で判断できます。

プログラミング学習でやっていることと、実務で行う作業は方向性としてかなり似ており、「コードを書く」「エラーと向き合う」「分からないことを調べて解決する」といった作業がベースになるからです。

例えば僕の場合、業務中に仕様変更が入り、一からコードを書き直す必要が出たことが何度もあります。作業量が増え、残業になることもありましたが、大変だとは感じても、「もうやりたくない」と思うことはなく、「納期に間に合うかな」という心配のほうが強くなります。

つまり、学習段階で次のような感覚があるなら、ほぼ心配ありません。

  • コードを書くのがそこまで苦ではない
  • 分からないことを調べるのが嫌いではない
  • なんとなく楽しいと感じる瞬間がある

こういった感覚があるなら、実務に入ってから急に「この仕事は無理だ…」となる可能性はかなり低いです。 ベースに「楽しい」「面白い」という感覚があることが大切です。

学習方法については、「現役エンジニアが教えるプログラミング学習の始め方3ステップで解説」の記事で詳しく解説していますので、参考にしてください。

もし独学に不安がある場合は、プログラミングスクールを活用するのも一つの方法です。

無料カウンセリングを実施しているスクールも多いので、自分のキャリアプランを相談しながら判断すると、不安を減らした状態で学習を進められます。

➤ (作成中)S4-17 おすすめプログラミングスクールまとめ

未経験エンジニアの失敗は意外と防げる

エンジニアとしての失敗と聞くと、技術面を想像しがちですが、実際には事前に企業側が書類選考や面談でスキルを確認しているので、まったく対応できないような仕事を任されるケースはあまりないです。

それでも失敗を減らすためには、次のことを意識してください。

  • 参画前の事前キャッチアップ
  • 現場に入ってからの継続的な学習
  • 技術以外の面でのコミュニケーションや報告の意識
  • 慣れてきた頃でも気を抜かない姿勢

こういった積み重ねが大切になります。

特別な才能がなくても、準備と意識次第で大きな失敗は十分防げます。 これからエンジニアを目指す方は、「失敗が怖いからやめておこう」と考えすぎる必要はないので、安心してください。

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