ITエンジニアに転職したい人が家族を納得させる方法|実体験で解説

  • ITエンジニアへの転職を考えているけど、家族に反対されないか心配
  • 他の人は、どうやって家族を納得させたのか、体験談を聞いてみたいな
  • 自分自身、もし失敗したらどうしようという恐怖もあって心配している

こういった悩みにお答えします。

この記事を書いている僕は、37歳未経験でITエンジニアに転職して業界歴は5年です。 当時は、妻と子供(3歳)がいて、妻は妊娠中。未経験からの転職は、かなり悩みました。

こういった背景を元に、ITエンジニアに転職を考えている人が家族を納得させる方法や、家族を不安にさせないITエンジニア転職の進め方について、実体験を添えて解説します。

目次

ITエンジニアに転職したい人が家族を納得させる方法

家族が不安を感じるのは当たり前です。
人それぞれ理由は違いますが、主には次のようなもの。

  • 収入が下がって不安定になるんじゃないか
  • 激務になって自分(妻)の負担が増えるんじゃないか
  • 失敗したら取り返しがつかないのではないか
  • 引っ越ししないといけないんじゃないか
  • 何となく、勢いだけで言っていないか

こういった不安に対して、「なぜ分かってくれないんだ」と嘆いたり、説得するんじゃなく、「安心してもらうにはどうするか」を全力で考えるべきだと思います。

収入が下がって不安定になるんじゃないか

まず最初に考えるのが、収入面の不安ですね。

  • 転職したら年収が下がるんじゃないか
  • 転職後に生活が苦しくなるんじゃないか
  • 貯金がなくなってしまうんじゃないか

ここは、具体的な数値で説明できます。

まず、転職直後の想定月収を調べて、現在の生活費と貯金額から逆算し、生活が破綻しないことを説明できます。

例えば僕の場合、会社員に転職した時は、月収24万円(1年目なのでボーナス無し)でした。地方住みなので、都会だともう少し多くなるかもしれませんが、転職して1年目は、おおよそ年収300万円くらいが現実的だと思います。

あとは、現在の生活費をざっくり計算し、場合によっては貯金を切り崩すことも考えれば、転職直後の収入面についてはシミュレーションできます。

もちろん、ずっとこの状態が続くわけじゃなく、例えば、「2年目:40万円 → 3年目:50万円」といった具合に、工夫次第で年収アップすることもできます。
参考までに、僕の月収の推移は以下の通りです。

年度月収備考
1年目10万円フリーランス
2年目24万円会社員
3年目40万円フリーランス
4年目50万円フリーランス
5年目50万円フリーランス

1年目の月収が低いのは、プログラミング学習後、すぐにフリーランスになったためで、収入が安定しなかったからです。2年目に会社員になり、経験を積んでから3年目以降は、再びフリーランスに戻り、案件を変えたりして収入アップをしていきました。

このあたりについては、「➤ (作成中)S2-02 30代未経験で製造業からITエンジニアになった年収推移【給与明細も公開】」で詳しく解説していますので、月収シミュレーションの参考にしてみてください。

激務になって自分(妻)の負担が増えるんじゃないか

確かにブラックなIT企業もありますが、実際には、働き方改革やエンジニア不足の影響もあって、労働環境が改善されている職場は多いと感じます。僕自身、昔は会社に泊まり込みが当たり前だった職場が、現在は、ほぼ定時退社になっている現場を実際に見てきました。

正直、仕事が激務かどうかは、いわゆる職場ガチャで、これはどの業界・職種でも同じかと。むしろ、ITエンジニアは、「リモートワーク」もできるので、プライベートを優先させやすい職種だと思います。

現在の僕は、リモートワーク(週3日)+出社(週2日)の職場で働いており、リモートワークをする日は自由に選べます。例えば、妻が用事で子どもをお留守番させる日はリモートワークにしたり、インフルエンザで自分以外が寝込んでいた時は、1週間丸々リモートワークにしてもらったりしたこともあります。

他の職種に比べて、妻の負担が増えるどころか、家族の都合に合わせて働き方を調整できる可能性の方が高いです。

補足:家事ができるようになると、なお良し

余談ですが、、、もし家事をほとんどやったことがないなら、何かあったときのためにも、できるようになっておくといいかもしれません。僕自身、もともと家事はできる方でしたが、妻に聞いてみると、「夫が家事をできるのは助かる」と言っていました。

ささいなことですが、家族の不安をちょっとでも減らす行動としては、十分に意味があると思います。

失敗したら取り返しがつかないのではないか

この不安に対しては、「一発勝負ではない」ことを伝えてみてください。

まず、大前提として押さえておきたいのは、次の3点。

  • いきなり仕事を辞めない
  • 勉強してから転職する
  • 転職後のキャリアは複数ある

特にIT業界では、「転職=悪いこと」ではなく、キャリアアップのための手段という考え方が一般的です。なので、「転職後のキャリアは複数ある」ことを強調すると良いです。

僕自身、プログラミング学習してすぐにフリーランスに挑戦して挫折しかけた経験がありますが、それでも「完全に詰んだ」という状況にはなりませんでした。

「プログラミングの基礎スキル + 実務経験」を元に、会社員として転職し、その後フリーランスに再挑戦して、今では安定した収入を得られています。他にも、エンジニアからプログラミング講師やIT系の営業として活躍している人もいます。

こういった軌道修正ができるのも、スキルが個人に積み上がるからこそです。

ITエンジニアは、仕事をした分だけスキルや実績が自分に残るので、たとえ一度うまくいかなくても、その経験を次に活かせます。そう考えると、他の職種と比べて軌道修正しやすく、むしろリスクの低い職種です。

引っ越ししないといけないんじゃないか

「住む場所が変わるかも」という不安に対しては、家から通える範囲のIT企業を調べてみてください。ネットで求人情報を調べたり、グーグルマップで検索したりすると、地方住みでも意外と近くにIT企業があると思います。
※転職サイトで求人を出していなくても、企業のサイトから直接応募できるケースも少なくありません。

僕は、滋賀という地方住みですが、エンジニアに転職後に引っ越しは不要でした。 会社員時代は、自転車で15分くらいの会社に勤務。フリーランスなってからも、電車で片道30分以内の現場で仕事をしています。
※滋賀の場合、京都や大阪が近いので、意外と選択肢は多かったです。

さらに、経験を積んでスキルが上がれば、フルリモートで働くこともできるようになるので、そうなると引っ越しの心配はほぼ無くなります。

何となく、勢いだけで言っていないか

いわゆる、「本気度はどれくらいあるのか?」という不安ですね。 これには、言葉よりも、行動がすべてかと。
例えば次の通り。

  • IT業界の情報を集めている
  • 転職エージェントに登録している
  • プログラミング学習を始めている

IT業界の情報に関しては、これまでの通り、収入面や働き方、勤務地など家族の不安を解消できる情報を集めておくと良いです。

あと、今のうちから転職エージェントに登録して、「どういったスキルを身につけると転職に有利か?」など、事前にIT転職の市場感も調べておくと、ネットだけでは分からないリアルな情報が手に入ります。

何より大事なのが、プログラミング学習を始めていることです。 自分自身の気持ちを確認するためにも重要で、プログラミングは人によって合う合わないがあるので、まずは触ってみることが大事です。

こうした事実があれば、「本気で考えているんだな」と自然に伝わるはず。

なお、ITエンジニアの転職に強い転職エージェントは、「➤ (作成中)S5-04 ITに強い転職サイト・エージェントまとめ 」、プログラミング学習の具体的な方法については、「現役エンジニアが教えるプログラミング学習の始め方3ステップで解説」が参考になります。

僕がITエンジニア転職で家族と向き合ったときの話

少し特殊ですが、参考までに、僕がITエンジニア転職を考えたときに、家族とどう向き合ったかをお話しします。

当時37歳で、製造業で産業機械に使われるケーブル類の製造現場で働いていました。仕事内容は、誰でもできるような単純作業で、年収も300万円もいかないくらいの状態でした。

将来が不安すぎたので、以前からIT業界の良さについて調べたことを妻に話しており、漠然とIT業界に転職したいという思いが日に日に強くなっていきました。幸い、僕も妻もあまりお金を使う方ではなく、生活費も抑えられていたので、収入ゼロでも2年くらいは生活できる貯金はありました。

こういった事情を妻に話し、「最悪無理そうなら、また製造業に戻ることもできる」と伝えると、思っていたよりあっさり了承してもらえることに。

その後は、IT転職に向けて行動したものの、最初から順調だったわけでもありません。他のIT分野に挑戦したり、プログラミングを独学してみたり、遠回りしていました。

実際にプログラミング学習する中で、「このまま独学を続けるより、プログラミングスクールに通った方が近道だ」と判断し、評判の良かったスクールに課金して、ITスキルの習得時間を短縮させました。

こうして一つずつ、自分で行動していった結果、ITエンジニアとして転職することができました。

ポイントは、現状を把握して最悪を想定して行動したこと

振り返ると、今の働き方や生活費、貯金額などの現状を把握した上で、最悪の場合は製造業に戻ることもできると伝えたことが、妻の不安を和らげられたのかなと思います。

あと、退職する1年以上前から、ブログをしたり、IT業界に関する情報収集をしたり、調べたことを妻に話していました。いざ退職の話をしたとき、妻からは「何となく、そうなる気はしていた」と言われましたので、ある程度、心の準備ができていたのかもしれません。

反省点としては、本当に最初は、エンジニアになりたいと思っていたわけでなく、漠然と「IT系の仕事に転職したい」と考えていた状態で退職したことです。

結果的には、プログラミング学習を通じてエンジニアに興味が湧き、エンジニア転職に成功しましたが、いきなり仕事を退職することは、他の人にはあまりおすすめできない無謀な行動でした。

家族を不安にさせないITエンジニア転職の進め方

家族としっかり話し合い、不安に感じていることを1つずつ解消していくことが大切です。特に、収入面に関しては、具体的な数字で説明できるので、しっかりシミュレーションして伝えると良いですね。

また、言葉よりも行動で示すことも大切です。

  • プログラミング学習を続けている
  • 転職エージェントに相談している
  • IT業界の情報を集めて話し合う

今の仕事を続けながらも、頑張っている姿を見せることで、「本気で考えているんだな」と自然に伝わるはず。

僕はエンジニア転職して5年になりますが、ふと妻に、「最初は苦労したけど、何とかなるもんやなぁ」と言ったところ、「何とかしたんやろ?」と返されたことがあります。

あとから振り返ると、「結果的に何とかなった」と思うことでも、それは単に運が良かっただけじゃなく、事前に調べて、学んで、動いてきたから何とかなったというケースが少なくありません。他人が見ると、より顕著に感じるのだと思います。

手軽に始められる行動で家族に見せられるのが、プログラミング学習だと思うので、まずはお金をかけず、無料から始めてみてはいかがでしょうか。

繰り返しになりますが、具体的なプログラミング学習方法の進め方については、下記の記事で詳しくまとめていますので、参考にしてみてください。

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