プロフィール:製造業で絶望していた僕がIT転職して人生が好転した話

当サイト(未経験エンジニアのススメ)を運営している、「なおひこ」といいます。

現在はフリーランスエンジニアとして企業の業務システムの開発・運用をしていますが、元々製造業出身でして、37歳の時にプログラミングを勉強してIT業界へ転職しました。

製造業時代は平均年収以下でしたが、エンジニア転職をきっかけにフリーランスエンジニアとなり、現在は平均年収以上に改善できました。

※平均年収は、国税庁の「令和5年分 民間給与実態統計調査」にある、平均給与460万円を参考にしています。

絶望的だった製造業時代

大学卒業後は、製造業のアウトソーシング系の会社に入社しました。

アウトソーシングとは、正社員で雇用されるものの、実際の勤務先は提携先の企業になる仕組みです。

この働き方を選んだ理由は、将来的に起業して独立したいという気持ちがあり、「色んな会社を経験できて、スキルが身につきそう」と、漠然と考えていたからでした。

新卒入社の会社を半年で辞める

配属されたのは、大手自動車部品メーカーの生産技術部。生産ラインの効率化や品質向上、コスト削減などを行う部署でした。

仕事自体は苦でもなく、人間関係も良好で働きやすい職場だったものの、「このまま働いていても独立できるイメージが湧かない」と感じていました。

そんなモヤモヤを抱えたまま、ふと父親の個人事業(電気工事)のことを思い出し、「家業を継げば、そのまま独立できるな」と安直に考え、新卒で入社した会社を半年で辞めてしまいました。

大阪の本社で退職の手続きをした際、「こんなに早く辞めた人は初めてやで」みたいなことを言われました。

家業(電気工事)で働くも2年で挫折

業務としては新築マンションなどの電気工事で、配管や配線、電気器具の取り付けなどを一通りの作業を経験しましたが、職場環境は最悪でした。

  • どの休憩室も喫煙OK → タバコを吸わない僕にとっては地獄
  • 休みは日曜のみ → 個人事業主扱いなので、30日連勤もあった
  • 父親との仕事感の違い → 意見が合わず、仕事にやりずらさを感じる

独立を見据えて働き出したものの、環境に耐えられず、2年で挫折。その後、地元の中小金属加工メーカーに転職しました。

理由としては、「大学が機械工学科で、新卒の会社が製造業だから」という単純な理由です。

地元の製造業を転々とする:年収270~360万円くらい

特にやりたい仕事でもないので、業務に身が入らない暗黒時代。

25~37歳の間で、転職が3回。製造業時代最後の会社では、37歳時点で年収270万円まで落ち込みました。

業務内容も単調で、正社員なのにパートのおばちゃんと同じ作業をする毎日。この状況に、「このままでいいのか…」と、絶望と焦りを感じていました。

人生が好転したIT転職

ブログやYouTubeで情報収集し、「IT業界なら平均給与が高く、働き方に自由さもあり、何より独立しやすい」ことを知ります。

当時は結婚していて子どももいたものの、2年くらいは無収入でも生活できる貯金もあったので、妻に相談。今の会社を辞めてIT業界へ転職することを決めます。

退職してIT業界へ転職するために模索

最初はブログを頑張ろうとしていたものの、なかなか伸びず断念。段々と減っていく貯金に不安を感じ、「働いたらその分報酬がもらえるクライアントワークに切り替えるべきだ」と判断。

以前から気になっていたプログラミングのことを思い出し、Web制作という分野があることを知ります。「これなら自分でもできる」と思い、本格的にプログラミング学習を3ヶ月頑張り、その後フリーランスとして活動開始しました。

IT業界でエンジニアとして働く

IT転職した後も順風満帆というわけでもなく、下記のようなことがありました。

フリーランス(請負契約)で活動 → 売上が安定せず1年で廃業 → 地元IT企業に転職 → 給与遅れが続き会社に不信感を持つ → 1年で退職

上記のようなことがあり、再びフリーランス(準委任契約)で活動することになります。

鋭い人なら、「プログラミング学習後に収入安定せずにまたフリーランスになったのか」と思われるかもしれませんが、今回のフリーランスは準委任契約になります。

請負契約と準委任契約の違い
  • 請負契約:納品した分だけ報酬をもらう、多くの人がイメージするフリーランス
  • 準委任契約:月に決まった時間働けば報酬がもらえる、会社員に近い働き方

このように、同じフリーランスでも契約内容によって全くの別物で、多くのフリーランスエンジニアはこういった働き方だというのも知りました。

ここで人生で初めて平均年収460万円を超えることができ、その約1年後には現場を変えて、年収550万円まで伸ばすことができました。

僕が乗り越えた3つの壁

こういった経験から感じることは、「挑戦は勇気がいるし大変だけど、何とでもなる。というか、何とかする精神で乗り越えれられる」ということ。

何とかする精神の例
  • 「スキルなんて無いし…」 → 「自分ならできるはず!」という根拠のない自身を武器に行動し続けた
  • 「年齢的に遅いよな…」 → 40代でもエンジニアになった人がいる。前例があるなら、無理じゃない
  • 「結婚してるし身動きとれない…」 → 妻に誠心誠意説明して納得してもらう

僕は滋賀という地方に住んでいて、都会に比べてIT企業も少ないです。それでも何とかなったので、大抵のことは何とかなります。

当ブログ(未経験エンジニアのススメ)で発信すること

製造業からITエンジニアへ。アラフォーからでも人生は変えられる

製造業時代は年収270万くらいだった僕が、IT業界に転職してたった3年半で年収が2倍になりました。

こういった背景から、37歳未経験からITエンジニアになって年収を倍にした方法を中心に伝えつつ、どういったキャリアだと実現可能なのかを発信していきます。

当ブログ(未経験エンジニアのススメ)が、過去の僕のように、今の仕事にモヤモヤ不満や不安を抱えている人のヒントになればと思います。