- 製造業がつらすぎて、もう辞めたいと思っている
- 辞めても、次の職場でまた同じことにならないか心配
- 製造業を辞めても、後悔しない方法が知りたい
こういった疑問にお答えします。
この記事を書いている僕は、新卒から37歳まで、製造業を中心に働いてきました。
途中で電気工事など、別の仕事にも挑戦しましたが、転職回数は合計5回。30代中頃になると、転職回数の多さを理由に書類選考だけで落とされることも増えて、絶望していました。
何度も転職で失敗してきた僕ですが、最終的にITエンジニアに転職してからは、「もう他業種に転職することはないだろうな」と感じるくらい、不満なく働けています。
こういった背景をもとに、製造業を辞めるためにやるべきことや転職で失敗しない方法を、体験談を添えてお伝えします。
製造業を辞めたい人がやるべきこと
まずは、現状の不満を洗い出し、「転職すれば本当にその不満は解消されるのか?」を考えることが大切です。
転職によってその問題は解決するのか?
例えば、「給与が低い」という理由で、飲食業へ転職したとします。
ただ、飲食業は業界全体の平均年収が低いので、給与面の不満は解消されない可能性が高いです。さらに、長時間労働になりやすいなど、別の問題を抱える可能性もあります。
逆に、年収が高い業界は下記のようなものがあります。
- 金融業:お金を扱う業界だから、利益が大きくなりやすい
- 不動産業:商品単価が高いから、成果報酬で稼ぎやすい
- IT業界:市場価値が高いスキルが身につき、年収アップしやすい
今の不満に対して、転職先で本当に解決できるのかを考えることが大切です。
僕がITエンジニアを選んだ理由
今の不満が解消できる業種だと思ったからです。 当時の悩みと、転職によってどう変わったかは下記の通り。
| 不満 | 転職した結果 |
|---|---|
| 収入が低い | 転職して3年ほどで、年収が約2倍に |
| 誰でもできる作業の繰り返し | 市場価値の高いスキルが身につく |
| 将来的に独立したい | フリーランスとして独立できた |
特に、「スキルが身につく」という点は、かなり大きいです。これによって、例えば「職場の人間関係が悪い」という不満も、解決しやすくなります。
人間関係が合わない職場なら転職すればいいだけですが、現実問題、収入を維持したまま転職するのは、かなり難しいですよね。
ただ、スキルが身につく職種なら、今の職場が合わなくなっても、別の会社に移るという選択がしやすいです。ITエンジニアは需要が高いので、スキルさえあれば、業務内容を大きく変えずに収入を維持したまま転職しやすいからです。
製造業からの転職で後悔する人のたった1つの共通点
結論、「あまり考えずに、勢いですぐに辞める人」です。
今の仕事が嫌すぎて、転職先に意識が向かなくなると、失敗しやすいです。
いきなり無職になり、日々貯金額が減っていく状態で漠然と転職活動すると、精神的な負担がかなり大きいです。数カ月もすると、今の嫌な気持ちも薄れていき「とりあえず、どこでもいいから働かないと」となり、同じような職場に転職してしまうこともあり得ます。
会社がブラックすぎて精神的に限界といった状況でない限り、今すぐ辞めるべきではないと思います。
辞める前に転職の方向性は持っておくべき
辞める前に、「ITエンジニアでやっていく」「この業界に行く」など、最低限の方向性は持っておくべきです。
もしITエンジニアを目指すなら、まずはプログラミング学習をやってみるなど。
初心者が気軽にプログラミングに触れるなら、Progate(プロゲート)の「はじめてのWeb開発をやってみよう」から始めてみるといいです。環境構築なしでブラウザですぐ学習でき、無料から手軽に始められます。
プログラミングって、合う合わないが人によって大きく出るので、実際にやってみると「やっぱ自分には合わないな」となるケースも考えられます。
仕事を辞める前なら、余裕を持って違う選択ができますが、辞めてしまってからだと焦りが強くなるはず。
例えば、「プログラミングが楽しいからITエンジニアを目指す → でも働きながらだと時間がない」という状態なら、仕事を辞めて学習に集中することで習得期間を短縮できますよね。
辞める前に生活費の計算はしておいた方がいい
転職先の方向性が決まったら、生活費と貯金額を計算して、無職でもどれくらい生活できるか把握しておきましょう。
失業保険でいくらかもらえると思いますが、それでも数カ月は貯金を切り崩すことになるはず。単純に、毎月の生活費を貯金額で割れば、何カ月無職でいられるか分かります。
最悪、実家なら生活費ゼロでもいけますし、辞める前にシミュレーションしておくといいです。
無職期間の締め切りは持っておくべき
スキルを身につけるにせよ、転職活動に専念するにせよ、ニートになって休養するにせよ、次の仕事は半年後とか1年後とか、あらかじめ期限は決めておくべきです。
例えば、次のような感じ。
- プログラミング学習を3ヶ月で終わらせて転職活動を開始する
- 半年以内に好条件の転職先が決まらない場合、条件を妥協する
- 3ヶ月はニート期間にして、4ヶ月目から転職活動を始める
期限を決めておかないと、人はズルズル楽な方へ流れていくので、無職期間が長引いてしまいます。生活費と相談しつつ、期限も決めておきましょう。
何度も製造業を辞めて分かったこと
結論、「何とかなる」です。 過去に転職の大きな失敗が2つあるので、その体験談を元にお伝えします。
電気工事への転職で挫折して再び製造業へ
僕の最初の転職は、新卒6ヶ月目での電気工事業への転職でした。
一般企業でなく、父の自営業に入った形です。もともと独立願望が強かったので、「将来的に独立するなら、もう独立している父の元で働いた方が近道だろう」という安易な気持ちからです。
結局、電気工事の仕事や人間関係が自分には合わず、2年ほどで退職しました。前職を辞める前に、仕事内容や労働条件など十分に確認しなかったのが、明らかな失敗でした。
その後、地元の製造業に再就職しました。
一度転職に失敗したからといって、人生が終わるわけではありません。転職先で挫折しても、やり直す選択肢はいくらでもあります。
プログラミング学習後に、いきなりフリーランスへ
ITエンジニアを目指してプログラミング学習後、すぐにフリーランスに挑戦したこともあります。
結果的に、これも失敗です。
仕事は何とか受注できたものの、実務経験不足からくるスキル不足で、仕事が思うように進まないし、段々と精神的に追い込まれていきました。 結局、収入が安定せず、1年ほどで廃業しました。
その後、会社員としてIT企業に就職し、実務経験を積んだ後に、再びフリーランスに挑戦しました。
紆余曲折ありましたが、今では会社員時代の倍以上を安定的に稼げるようになりました。
たとえ同じ業界で再挑戦するにしても、失敗したら即終了ではありません。足りなかった部分を再確認して、軌道修正しながら進めば、挽回することもできると、実感しました。
製造業勤務の人は大きく2通りいる
製造業で働く人は、大きく次の2通りだと思います。
- 決まったことを黙々するのが好き
- スキルを身につけて将来独立したい
もし後者なら、ITエンジニアはかなり相性がいい職種です。
「僕が製造業では独立がイメージできず、ITエンジニアならできた理由」の記事でも書きましたが、製造業では他社で通用するスキルは身につきにくいのが現実ですので。
一方、ITエンジニアは、経験やスキルがそのまま個人の市場価値として積み上がっていきます。転職やフリーランスで年齢に関係なく収入も伸ばしやすく、働き方を自分で選びやすいです。
将来の選択肢を増やす手段として、エンジニアを検討するのは十分アリだと思います。
なお、プログラミング学習の具体的な進め方については、こちらでまとめています。エンジニアの仕事に少しでも興味がある方は、参考にしてみてください。
