製造業でやりがいがでない理由とすぐできる解決策【お金を稼ごう】

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こんな疑問にお答えします
  • 製造業の仕事にやりがいを感じられないな
  • モチベーションを上げる方法は無いだろうか
  • 自分に合った仕事を見つけたい…というか転職するべき?

現在フリーランスエンジニアとして活動している僕は、元々製造業で10年以上働いていました。

製造業で働いていた当時は、「やりがいを感じられないなぁ…」と、ほぼ毎日感じていました。

そこで今回は、「製造業でやりがいがでない理由」と「やりがいを見つける方法」について、体験談と共に解説します。

目次

製造業でやりがいがでない理由

10年以上製造業で働いて感じたことや、周りの人が話していたことをもとに、やりがいを感じにくい理由についてお話します。

単純作業の繰り返しで刺激がない

製造業の仕事は単調になりがちです。生産の効率を上げたりや品質を安定させる為、作業が標準化されているからです。

言い換えると、「誰がやってもできる作業」であり、「自分じゃなくても良い仕事」になりやすいということ。

人は、誰かに頼られると頑張ろうとする生き物です。親が子どものために全力を尽くせるように、「自分だからこそできる」と思える環境の方がやりがいを感じやすいです。

そう考えると、誰でもできる単純作業というのは、やりがいを感じにくい原因になります。

大量生産の現場では製品に愛着が湧きにくい

毎日同じものを大量に作っていると、一つ一つの生産物を大切にする気持ちも薄らぎます。

実際問題、素材にわずかな寸法誤差があったり、設備状態が日々変わったりするので、大量生産の製造工程で不良品をゼロにするのはほぼ不可能です。

こういった背景もあり、僕は品質保証という品質に関わる部署で働いていたにもかかわらず、「不良品が出ても仕方がない」「自分には関係ない」という気持ちに変わってきました。

何を作ってるのかよく分からん問題

自動車部品や産業機械の部品など、法人向けの製品を作っている工場あるあるだと思いますが、最終的な完成形やどう使われているのかが見えないことがよくあります。

僕は自動車のギヤなどの金属加工メーカーで働いていましたが、工程が会社毎に分かれていました。

例えば、「鍛造」→「粗い金属加工」→「精密な金属加工」→「焼入れ」→…といった工程がありますが、それぞれを違う会社の工場で行うんですね。

恐らく機密管理の観点だとは思いますが、作業者にとって「最終的な完成形が見えない」のは製品への愛着もなくなるし、「良いものを作ろう」という意識も薄らぎます。

製品への想いは「やりがい」に大きく影響します

イソップ物語に、「3人のレンガ職人」というお話があるので紹介します。

旅人が道端でレンガを積んでいるレンガ職人に、「何をしているのか」と尋ねると、それぞれ次のように答えました。

  • 1人目:「レンガ積みに決まってるだろう」
  • 2人目:「ここに大きな壁を作ってるんだよ」
  • 3人目:「歴史的な大聖堂を造っているんだ」

この中で、一番やりがいをもって仕事をしている人は誰か?
恐らく、3人目のレンガ職人ですよね。

最終的な製品が分からないというのは、「単に言われたことだけしている人」なので、仕事も楽しいわけがありません。

労働環境が物理的に悪い

製造現場では、安全面や生産効率は重視されますが、物理的な労働環境は後回しになりがちです。改善費用に対して、確実なリターンがあるわけではないからです。

例えば金属加工の工場では、金属を切削する時に「ミスト」と呼ばれる煙が発生します。

本来は設備にミストを除去する機械が取り付けられているものですが、小さい工場だと無いこともあり、それが原因で工場無いが煙だらけになることも。

他にも飴玉を製造する工場では、甘い香りが常に漂っているので、従業員の虫歯率が高くなるそうです。

このように、製品ありきの労働環境だと、快適な労働環境とは程遠くなり、頑張り続ける気持ちが湧かないのも無理はありません。

頑張ってもリターン(年収アップ)が少ない

製造業は基本的には年功序列の文化なので、頑張りに関係なく給与が上がっていく業界です。

例えば新卒がいくら成果を出しても役職がつくことはほぼ無くありません。逆に中途採用でも、「まだ2年目だけど、40代だから」という理由だけで係長に昇進するケースも珍しくありません。

さらに、グループ会社では部長以上の管理職が親会社から出向した人で埋め尽くされているなんてことも。

こんな環境だと、どれだけ頑張っても評価されにくく、やる気がでないのも当然ですよね。

製造業でやりがいを見つける方法

  • より良い環境を求めて転職する
  • 今の会社でやりがいを見つける
  • お金を稼いでやりがいを感じる

上記の通りで、順番に解説していきます。

より良い環境を求めて転職する

製造業が合わないと感じるようなら、他業界への転職もありですね。もし同業他社へ転職する時は、今の職場環境と変えた方が良いと思います。

職場環境を変える転職の例
  • 今製造している製品が産業向け → 一般消費者向けの製品を製造する会社へ転職
  • 現在は品質保証などの間接部門 → 現場作業者などの直接部門へ転職
  • 今の作業場は汚れ仕事が多い → 作業場がクリーンルームの会社へ転職

僕は品質保証で働いていた経験がありますが、組み立て作業員として別会社へ転職した経験があります。

年収は下がりましたが、それまでの精神的なストレスからは解放されて、職場環境としては改善できました。

今の会社でやりがいを見つける

やりがいというのは、年収などと違って明確な数字があるわけじゃなく、自分の気持ち次第で変わる曖昧なものです。

たとえ毎日が単純作業の繰り返しでも、自分なりに課題を見つけてチャレンジすることで、やりがいは作り出すことができます。

昔、ホリエモンが刑務所にいた時のエピソードを紹介します。

東京拘置所では無地の紙袋をひたすら折っていく作業があった。与えられたノルマは1日50個。担当者から折り方を教わって作業を始める。

最初は「50個でいいの?」と軽く見ていた。だが、実際にやってみると、時間内にノルマをクリアするのもギリギリだった。そのとき、僕は「悔しい」と思った。

「どうすればもっと上手に、スピーディに折れるのか?」
「教わった折り方や手順にムダがあるのかもしれない」
「折り目をつけるとき、紙袋の角度を変えてみよう」

教わった手順を根底から見直し、試行錯誤を重ねた結果、3日後には79個も折ることができた。

これは心底楽しかった。久しぶりに大きな喜び、そしてうれしさを感じた。

PRESIDENT Online(プレジデントオンライン):心のありようは自分自身で決まる

この話のように、考え方次第ではどんな仕事でもやりがいを見つけることはできます。刑務所の作業ですら工夫次第で楽しさを感じるのなら、少なくとも自ら選んで入社した会社で、できないはずがありません。

やりがいは作れるが長続きしないと思う

ホリエモンの刑期はせいぜい2年半です。これくらいなら元々興味のない仕事でも、誤魔化しながら耐えられるかもしれないですが、何十年も続けるのはキツイと思います。

だからこそ、今の仕事でやりがいを見つけつつも、「本当に自分がやりたいことを模索すること」が最適解かと。

そうすれば、ただ耐えるんじゃなく前向きな気持ちで踏ん張れるはずです。

基本的にはIT系で模索すべき

IT系は様々な特性の人にあった職種が多く、業界の年収も高いからです。

IT系の職種例
  • ITエンジニア:論理的思考が得意で、パズルゲームなどが好きな人向け
  • Webライター:文章を書くのが好きで、情報を分かりやすく伝えるのが得意な人向け
  • Webデザイナー:人の心を動かすデザインが好きな人向け
  • Webマーケター:データを活用して成果を出すのが好きな人向け
  • 動画編集者:クリエイティブな作業が好きで、映像を使って表現したい人向け

さらに、IT系はネットでほぼ無料で学習できる環境が整っているので、低リスクで職業体験ができるというメリットもあります。

例えば、「数ヶ月は今の仕事でやりがいを見つけつつ、働きながらプログラミング学習をする。そしてスキルが身についたら転職活動をする。」といった具合。

もし今の仕事に限界を感じたら、働きつつIT系で模索してみてください。

お金を稼いでやりがいを感じる

仮に、「仕事はそのままで、今月から給与を100万円にします」と言われたら、ほとんどの人は今の仕事にやりがいを感じるはず。

僕自身、製造業からITエンジニアへ転職して大きく年収を伸ばしましたが、やりがいを感じる要因の一つが給与だと実感しました。

仕事自体が楽しいというのもありますが、「もし年収が300万以下だったら、今ほどのやりがいを感じられるだろうか?」と、ふと考えることがあります。

多少仕事がキツくても、「これだけもらえるならいいか」となるもので、お金はやりがいに大きく影響します。

転職で年収アップを狙うのも一つですが、製造業では特別なスキルをもった一部の人しか大幅は年収アップは難しいのが現実。なので、副業の方が現実的だと思います。

副業でお金を稼ぎつつスキルアップを意識するべき

例えば、ウーバーイーツで稼いでも、残るのはお金だけです。正直、配達スキルを上げても人生であまり役に立ちません。

繰り返しになりますが、やはりスキルが身につく副業はIT系です。ちなみに僕が挑戦したのは、「ブログ・Webライティング・動画編集」でした。

正直、お金はほとんど稼げなかったですが、Webサイトのデザインをカスタマイズできるようになったり、文章力が鍛えられたりスキル面で大きく成長しました。何より、IT関連の知識が深まったのは大きかったです。

これらの経験が、今のエンジニアの仕事にも繋がり、業務の中でも大いに役に立っています。

やりがいのある仕事に出会うと起きる変化

多くの人は、「仕事 = 辛いことに耐える」と考えがちですが、やりがいのある仕事に出会うと、そうじゃないことを実感できます。

もちろん、仕事なので責任もあり辛いこともありますが、根っこの部分で好きなことはやりがいも維持しやすく成長も感じやすいです。

前述しましたが、やりがいを見つけられない時は、次の方法を試してみてください。

やりがいを感じられない時の解決策
  • より良い環境を求めて転職する
  • 今の会社でやりがいを見つける
  • お金を稼いでやりがいを感じる

製造業でやりがいをみつけるには上記が有効ですが、99%の人は、「今より稼ぐこと」が最もシンプルな解決策です。

特にIT系は収入アップのチャンスが多く、さまざまなタイプの人に合った職種も多いので、ぜひ働きつつチャレンジしてみてください。

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